放浪苦虫

ほどよい刺激をエサに生きてる。

収まらないほどに持つものがない。

ちょっと前までは、物欲まみれで、物で溢れてた生活をしていた。

今までで1番ひどかった、最も後悔してる買い物は、アパート暮らしのくせ衝動買いした家庭用サウナ。

いざ使ってみるとブレーカーが落ちて落ちて、サウナ使ってるときはサウナ以外に電気使えない。

私はサウナでホカホカだとしても、サウナを使うような時期に暖房もつけず、彼に部屋でじっとさせるわけにもいかない。

2人ではまともに暮らせないような状態になるので、結局使ったのは2回くらいだった。

もし難なく使えたとしても、使ったかな。どうだろう。

そして、バラすの面倒くさい。売る気力湧かない。処分の仕方もよくわからん。

もう見るのも嫌で、元からこの空間はなかったものとして、それから3年くらい放置した。

 

押入れの中は常に物でパンパン。

漫画を大人買いしてはダンボールに詰めて押入れにポイ!

何かと買い置きしては管理しきれず、捨てることも多くて無駄なものばかりだった。

 

それだけ物に溢れていながらゴミ箱がなかった。

PC部屋に置いてたゴミ箱は、ボヤを起こして全焼してから買ってない。

台所にあるゴミ袋に全てIN。

 

服も好きだった。

ああなりたいこうなりたいで買い出してからは結局着ずに終わるような服も多かった。

 

引越しを意識し始めてから、覚えたメルカリで少しずつ物を売り始めた。

売ることそのものが楽しくなって、どんどん物が減ってスッキリして、身軽になっていった。

 

サウナは買い取り業者に来てもらって、処分に困る大きい家具なんかも一緒に引き取ってもらった。

 

引越ししてからも物はどんどん減り続けてる。

今の生活は要るものと要らないものがハッキリしている。

 

新しいことを始めるために、古いものを捨てた。

マンガとゲームには時間をかけられない。

マンガは全て売った。

まぁ読み返しても1年に2回。どれだけ占領されてるかを思い知った。

ゲームは断つためにも売った。

楽しいから無駄ではない。けど、絶対無駄じゃないって全力では否定できない。

究極にぐうたらするって決めたときとか、たまにはやりたいと思うけど。

 

服は今でも好きだけど、仕事の日は仕事用の服がある。

畑をやる日は作業着がある。

完全なる休日には寝巻きのままいることも少なくない。

今の自分が着たいものだけ残して他は売った。

 

あとはこまごましたもの。

捨てるのがもったいないものを処分した。

押入れに何をあんなに入れてたんだって思う。

 

タオル何枚あんの?いつからあんの?いつから使ってないの?

 

この先使うのか?使わないのか?行方はだいたい考えればわかる。

問題はもったいないって気持ちだけ。

捨てる選択肢が思い浮かぶものは捨てていい。

要るものは迷わない。

 

今回は、完全に自分たちの手で引越し作業をした。

その影響はすごく大きい。

もっと身軽でいいんじゃないかって思えた。

詰めて、運んで、スペース取って、管理させるほどのモノ?っていちいち考えた。

 

使うものは手の届くところにある。

季節物とか出してて邪魔なものは片付ける。

またいつか使うかもってものは、1度売って手放す。

必要になったらまた買えばいい。

 

物が少ないと、掃除がラク。

前の家は物でいっぱいでやりにくかった。

やったって行き届かないしで、とんでもなく億劫だった。

 

身の回りのものをいちいち要るものか考える癖がついた。

2人が今、要るものだけでいい。

収まらないほどに持つものがない。

これからのことは、変化に合わせて更新していけばいい。